野菜・果実情報
みかん − 疲労回復にはこの果物
いまから500年ほど前に肥後の国(いまの熊本県)、紀州の国(いまの和歌山県)、駿河(静岡県)で、みかんの栽培がさかんになりました。しだいに船でものを運ぶようになると消費量は大阪や京都などから関東・江戸にも広がっていきました。
この時代のみかんは、現在あるみかんより小さくタネがある小みかんという品種(タネのない品種も発見されていましたが、「子種を断つ」としてきらわれていました。)がほとんどでした。
その頃私たち日本人は一年間に約60個のみかんを食べている計算になり、これは食文化を代表するものの一つといえます。とくに、お正月には欠かせないくだものとして親しまれていきました。
詳細情報
松山市中央卸売市場 へ入荷する主産地 |
愛媛県 | |||||||||||||
旬の時期 |
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選び方 | みかん独特の橙色の濃いもの、ヘタまで橙黄色に着色しているもの。
どちらかというと偏平なものが美味しい。腰高で丸い果実は糖が低い傾向があります。 中玉(L,M,S)、極端な大玉は糖・酸共に低い傾向があります。 なめらかで、油胞(脂をためた細胞)がきめ細かく入っているもの。 但し、干ばつの年には肌が粗く表皮が凸凹した果実(菊みかん)になることがありますが、このみかんは糖度が特に高く美味しい。 |
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主な栄養成分 | β-クリプトキサンチンに加え、ビタミンC、E、ポリフェノール類の抗酸化作用により、がん予防に高い効果があります。 | |||||||||||||
保存方法 | 貯蔵性が高いので、温度が高くならず、風通しのよいところに置きます。 | |||||||||||||
備考 | 袋ごと食べましょう。みかんの袋やスジは食物繊維で、コレステロールや脂質の吸収を抑えるとともに、大腸ガンや便秘の予防効果 があります。みかんを一度にたくさん食べると皮膚の色が黄色くなることもありますが、これはみかんに含まれるカロテノイドが体内の脂肪組織に蓄積されるためで、健康上の問題はありません。 | |||||||||||||
QRコード | 「選び方」を携帯電話に保存できます。上記のQRコードを携帯電話で読み取ってください。 |
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出典 | 毎日くだもの200グラム! |