目的と役割
中央卸売市場は、私たちの普段の生活に欠かせない生鮮食料品(野菜、果実、水産物、花きなど)を産地から集荷し、公正な取引により適正な値段で、出来るだけ早く消費者のもとに安定して供給することを目的としてつくられています。
この中央卸売市場は、生鮮食料品の流通、特に消費圏内における円滑な流通を確保するための卸売の中核的拠点となると共に、区域外の広域にわたって生鮮食料品等の流通改善を図る要として位置付けられています。
松山市では、青果部と花き部を併設した中央市場と、水産物を単独で取り扱う水産市場の2市場を設置しており、全国でもめずらしい分離市場方式を採用しています。
市場の役割には、大きく分けて次のようなものがあります。
1 集荷機能・・・全国各地や諸外国から、様々な種類の品物が数多く集められます。
2 価格形成機能・・・「せり売り※1」や「相対取引※2」によって、需給バランスに基づいた公正な取引が行われます。
3 分荷機能・・・市場に集中する多種多様な品物を、小売業者等にすばやく分配します。
4 決済機能・・・代払※3制度等によって、迅速・確実な代金決済が可能となっています。
5 情報受発信機能・・・需給にかかる情報の収集、伝達を行います。