野菜・果実情報
きゅうり − みずみずしい食感と爽やかな香りが涼をもたらす
きゅうりの原産地はインドといわれています。日本では、「胡瓜」と書きますが、これは、紀元前中国‘漢’の時代に、当時中国の北西地域にあった‘胡’の国から伝わった瓜という意味になります。
熟すと黄変するので「黄うり」ともいわれ、これが現在の「きゅうり」の名のもとになっています。
世界中で500種もの品種のきゅうりが栽培されていますが、日本の品種は、白いぼ種の華北型、黒いぼ種の華南型、ピクルス型の3種に大きく分けられます。
以前は、冬春きゅうりとしては黒いぼ種の華南型が、夏秋きゅうりとしては主として白いぼ種の華北型が栽培されていましたが、現在では、果実全体が緑色で生食用として見栄えがし、皮が薄くて歯切れのよい白いぼ種が日本の生産量のほとんどを占めています。
詳細情報
松山市中央卸売市場 へ入荷する主産地 |
愛媛県、高知県、熊本県、宮崎県 | |||||||||||||
旬の時期 |
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選び方 | 1.みどりが鮮やかなもの。
2.皮にしわのないもの。 3.いぼがしっかりしていて刺が痛いもの。 |
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主な栄養成分 | きゅうりは水分が95.4%と水分含有量が多く、栄養の豊富な野菜ではありませんが、淡色野菜にしては高血圧予防に効果的なカリウムや強い抗酸化力を持つビタミンAを豊富に含みます。
その他、ビタミンC、Kなどのビタミン類や亜鉛、マグネシウムなどのミネラル類も、少量ながらバランスよく含んでいます。 |
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保存方法 | 急激な温度変化は苦味の原因になるほか、ビタミンCの減少に繋がります。
冷やし過ぎに注意しながら、袋に入れて密閉せずに冷蔵庫の野菜室で保管しましょう。 |
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備考 | きゅうりは、食べ方により栄養素が変わります。しょうゆ漬であれば、しょうゆが浸み込みカロテンが増えますし、ぬか漬けにすれば、ぬかのビタミンB1が浸み込み、ビタミンB1含有量が増加します。 | |||||||||||||
QRコード | 「選び方」を携帯電話に保存できます。上記のQRコードを携帯電話で読み取ってください。 |
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出典 | 独立行政法人農畜産業振興機構 |