野菜・果実情報
ブロッコリー − 緑黄色野菜の代表格で、栄養満点
ブロッコリーは、原産地を地中海東部とするケールが起源の野菜です。キャベツもケールを起源とする野菜で、つまり、ブロッコリーは、キャベツの仲間ということです。ケールの葉が結球したものがキャベツ、根が発達し食べるようになったものがコールラビ、花の部分を食べるようになったものがブロッコリーおよびカリフラワーという分化をたどったといわれています。
日本へは、明治時代の初めにカリフラワーとともに西洋の野菜として導入されましたが、一般には普及しませんでした。
しかし、第二次世界大戦後、食の洋風化とともにカリフラワーやブロッコリーが注目され始め、食卓に上がるようになりました。
ブロッコリーは、消費量が増えているため、2026年度から国民の生活上重要な野菜である「指定野菜」に追加されることが決まりました。「指定野菜」の追加は1974年のバレイショ以来、約半世紀ぶりです。
詳細情報
松山市中央卸売市場 へ入荷する主産地 |
愛媛県、アメリカ、北海道、香川県 | |||||||||||||
旬の時期 |
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選び方 | 1.こんもりと密集し、盛り上がっているもの。
2.緑色が鮮やかなもの。 3.切り口がみずみずしく、スの入っていないもの。 |
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主な栄養成分 | ブロッコリーは、「Crown of Jewel Nutrition(栄養宝石の冠)」と呼ばれるほど、その栄養価は大変優れています。
特に、ビタミン、ミネラル、食物繊維は、豊富に含まれています。 まずビタミン類に着目してみると、目の疲労回復や発ガン抑制効果があるといわれ、体内でビタミンAに変わるカロテンを始めとして、造血に必要な葉酸、ストレス・疲労回復や美容効果が期待されるビタミンCも多く含まれています。 また、カルシウム摂取に必要なビタミンKがカルシウムとともにバランス良く含まれていることも、他の野菜にはなかなか見られない特徴です。 その他、ミネラルに関しては、細胞内外のミネラルバランスを保つのに必要なカリウムも豊富に含まれています。 |
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保存方法 | ブロッコリーの鮮度の良さと甘さは比例します。
冷蔵庫で保存する時は、洗わずにポリ袋に入れる、冷凍庫の場合はさっと硬めに茹でて保存するのが良いでしょう。 ブロッコリーに含まれるビタミンCは、水溶性です。茹で時間は、なるべく短くすることをお奨めします。 |
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備考 | 茎にも栄養がたっぷり含まれています。花蕾と一緒に茹でてそのまま食べてもおいしいです。
ブロッコリーは、サラダに利用したり、スープや味噌汁の具として利用しても、おいしく食べられます。 また、茹でるだけでなく、蒸してもおいしく食べられます。蒸した場合は、ビタミンCの残存率が茹でた場合よりはるかに高いことも知られています。 |
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QRコード | 「選び方」を携帯電話に保存できます。上記のQRコードを携帯電話で読み取ってください。 |
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出典 | 独立行政法人農畜産業振興機構 |