野菜・果実情報
しいたけ − 味や香り、食感に特徴あるヘルシーな食材
日本と中国の原産で、コナラ、ミズナラ、クヌギ、シイなどのタンニンを含む枯れ木に寄生するキノコです。
食用の歴史は古く、江戸時代に始まったとされています。当時はクヌギなどの原木にナタで傷をつけ、しいたけの胞子が自然に着床するのを根気よく待つというものでした。 昭和17年に農学博士の森喜作氏によって、不可能とされていたしいたけの人工栽培法が開発されました。それは原木栽培で、コナラなど広葉樹の間伐材に刻み目を入れ、そこにしいたけ菌を蔓延させた木片(コマ菌)を打ち込み、人為的にしいたけ菌を植え付けるという画期的なものでした。
現在では、おがくずなどを固めたものに菌を植え付け、ハウスなどで栽培する菌床栽培が主流となっており、原木栽培に比べて小型、軽量かつ省スペース、省力での栽培が可能となっています。
詳細情報
松山市中央卸売市場 へ入荷する主産地 |
愛媛県、中国、群馬県、徳島県 | |||||||||||||
旬の時期 |
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選び方 | 1.肉厚のもの。
2.かさのひだが白いもの。 3.かさが開ききっていないものが新鮮です。 |
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主な栄養成分 | しいたけは、炭水化物とタンパク質が主成分となっていますが、低カロリーでミネラルや食物繊維が豊富なため、生活習慣病や便秘の方などにオススメの食材です。また、リンパ球やナチュラルキラー細胞などの活性力を高め、ガン細胞の増殖を抑制する作用があるとされるレンチナンや、野菜にはほとんど含まれていないビタミンDを含んでいます。 | |||||||||||||
保存方法 | 使う前に日に当てると、うま味が出てきて、ビタミンDも増えます。
この時、カサの表を上にしておくのがコツです。購入後は、できるだけ早く食べましょう。 |
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備考 | きのこは枯れ葉や朽ち木から養分を取り、種子ではなく胞子で増えます。日本は温暖湿潤な気候条件に恵まれているため、きのこの生育には最適な環境です。日本のきのこの種類は6000種以上にのぼるといい、いわば日本列島はきのこ列島ともいえます。 | |||||||||||||
QRコード | 「選び方」を携帯電話に保存できます。上記のQRコードを携帯電話で読み取ってください。 |
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出典 | 独立行政法人農畜産業振興機構 |