野菜・果実情報
かぼちゃ − 主菜にもデザートにもなる健康野菜
かぼちゃの原産地は、アメリカ大陸です。メキシコの洞窟で、紀元前数千年前の地層から種が発見されています。
日本へはポルトガル人によって16世紀中期に九州に伝えられ、17世紀初期には九州で栽培されました。
日本で栽培されているかぼちゃは、大きく「日本かぼちゃ」、「西洋かぼちゃ」、「ペポかぼちゃ」の3種類に分けられます。
日本かぼちゃは、ねっとりとしていて水分が多く、甘味が少ないので、煮物などの日本料理に使われます。
西洋かぼちゃは、粉質でホクホクとした肉質で甘味もあり、各種の西洋料理に使われます。
ペポかぼちゃは、変わった形のものも多く、味が淡泊なため、他の食材と合わせて用いるか、観賞用として利用されることが多いようです。
詳細情報
松山市中央卸売市場 へ入荷する主産地 |
ニュージーランド、北海道、愛媛県、トンガ、メキシコ | |||||||||||||
旬の時期 |
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選び方 | 1.ずっしりと重いもの。
2.へたが乾燥して固いもの。 3.形が整っていて、色むらが少ないもの。 |
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主な栄養成分 | かぼちゃは、栄養価の高い野菜の一つで、カロテン、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンEなどを豊富に含みます。
また、野菜の中でもでんぷん、タンパク質が多く含まれます。 かぼちゃには、抗酸化作用があるカロテノイドが多く含まれており、ガンの予防に効果が期待できます。また、天ぷらや炒め物など、油と一緒にとると食味もおいしくなり、カロテンの体内への吸収率もよくなります。 そのほか、高血圧症の進行を抑えるカリウムや血糖値の上昇を抑える食物繊維などをバランス良く含みます。 |
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保存方法 | 葉物が多く保存が難しいといわれる緑黄色野菜の中で、かぼちゃは保存性に優れており、丸ごとなら10℃前後の風通しのよいところで1〜2ヶ月保存することが可能です。
カットしてあるものは、種とワタから傷むので、きれいに取り除きラップをして冷蔵庫で保存しましょう。1週間以内に使いきりましょう。 |
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備考 | かたくて切り分けるのが大変な場合は、電子レンジで丸ごと3〜5分加熱すると、簡単に切れます。
調理に合わせた大きさに切り、皮をところどころむく「かすりむき」や面とりをしておくと、味がしみ込みやすくなり、煮崩れもしません。 種はスプーンでワタと一緒にかき取ると、煮汁が濁らず美しく仕上がります。 |
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QRコード | 「選び方」を携帯電話に保存できます。上記のQRコードを携帯電話で読み取ってください。 |
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出典 | 独立行政法人農畜産業振興機構 |