野菜・果実情報
ごぼう − 独特の香りと歯ごたえを持つ野菜
ごぼうの原産地は、ユーラシア大陸北部といわれています。しかし、ごぼうを野菜として食べるのは日本独自のようで、初めてごぼうを利用したと考えられている中国では、現在でも主に薬草として用いられています。
日本への渡来の時期は定かではないものの、平安時代の書物などで出てくることから、今から1200年程前には野菜としての栽培が始められていたと考えられます。
お正月料理にごぼうは欠かせない野菜です。関西地方のおせち料理では「黒豆、数の子、たたき牛蒡」が祝い肴、三つ肴といわれているほどです。お正月のごぼうに込められた意味は、地面にしっかり根を張って生きていけるようにということだそうです。
詳細情報
松山市中央卸売市場 へ入荷する主産地 |
青森県、宮崎県、中国 | |||||||||||||
旬の時期 |
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選び方 | 1.ひび割れていないもの。
2.すらりと伸びたもの。 3.しわやひげ根が少ないもの。 |
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主な栄養成分 | ごぼうの栄養成分で特に注目されるのは、食物繊維です。ごぼうには、水溶性食物繊維であるイヌリン、不溶性食物繊維であるセルロース、ヘミセルロース、リグニンがたっぷり含まれています。その他、ごぼうにはポリフェノールも含まれています。
あく抜きのため水につけておくと、水に色がつきますが、これはポリフェノールが溶け出したためです。 |
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保存方法 | ごぼうは、乾燥すると硬くなり、風味が落ちてしまいます。泥付きごぼうなどは、新聞紙に包み、冷暗所で保存することをお勧めします。
傷がなければ、2週間程度の保存が可能です。 洗いごぼうや新ごぼうは、鮮度が大切ですので、湿度を逃さないようラップに包み、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。 |
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備考 | ごぼうの香りや風味は、皮の部分に存在します。包丁の背でこそげ落とすくらいで十分です。
料亭などでは、スポンジで泥をきれいに落とすだけで、皮をむかないことも多いようです。 また、あく抜きに長く水にさらすこともお勧めできません。水溶性の栄養分が溶け出してしまいます。さっと酢水につけると良いでしょう。 |
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QRコード | 「選び方」を携帯電話に保存できます。上記のQRコードを携帯電話で読み取ってください。 |
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出典 | 独立行政法人農畜産業振興機構 |