野菜・果実情報
しょうが − 食欲増進に抗菌作用、機能性豊かな野菜
しょうがは、古くからインドや中国で利用されていますが、原産地は明らかではありません。日本への渡来も正確には分かりませんが、平安時代の文書中に薑(キョウ/はじかみ)と記録されたものがあることから、渡来はそれ以前の古い時期と考えられます。
しょうがのことを別名‘はじかみ’と呼びます。日本古来からある山椒を元々‘はじかみ’と呼んでいましたが、しょうがの味が山椒と似ていたことから、しょうがのことも‘はじかみ’と呼ぶようになったそうです。また、英語のジンジャーの語源は「角の形をしたもの」という意味のサンスクリット語からきており、漢名の「薑」は「百邪を強力に防ぐ」という意味を持ち、これらのことから古代中国ではしょうが特有の香りが邪気を払うおまじないに使われたといわれています。
詳細情報
松山市中央卸売市場 へ入荷する主産地 |
宮崎県 高知県 徳島県 | |||||||||||||
旬の時期 |
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選び方 | 1 茎があまり太くないもの。
2 ふっくらとしたもの。 |
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主な栄養成分 | しょうがには、体内の塩分濃度を調節する役割のあるカリウムや便通を良くする食物繊維を多く含んでいますが、それ以外にも豊富に含まれている芳香成分に様々な機能性があります。その一例として、辛味成分の一つであるショウガオールは、殺菌作用に加え胃液分泌を促進し消化吸収を助ける効能があります。同じく辛味成分ジンゲロンは魚などの臭みをとる消臭作用の他、殺菌の増殖を抑える抗菌作用、新陳代謝を促し発汗作用を高める効果があります。日本では風邪をひいた時しょうが湯を飲む習慣があったことも、魚料理にしょうがを添えることも、合理的な理由があるのです。千切りやスライスをしたしょうがを魚や肉と一緒に料理をすれば自然とその臭みは和らぎます。 | |||||||||||||
保存方法 | 使った残りは、洗って水気を切り、表面が乾いたらラップに包んで冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。また、おろしたしょうがは、一回分ごとにラップで包み、冷凍庫に保存するという方法もあります。食べる時には、自然解凍をすれば、風味も栄養分もそれほど失われることはありません。 | |||||||||||||
備考 | 寿司に添えられる‘ガリ’やアクセントとして使われる紅しょうがなど、しょうがには多くの加工品があります。粉末にしてお菓子に利用されることもあり、日本ではしょうがせんべい、欧米ではジンジャークッキーなどおなじみです。また、元々、ビールにしょうがの絞り汁を加えた飲料“ジンジャーエール”は、いまではアルコール分の含まれない炭酸飲料として出回っています。 | |||||||||||||
QRコード | 「選び方」を携帯電話に保存できます。上記のQRコードを携帯電話で読み取ってください。 |
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出典 | 独立行政法人農畜産業振興機構 |