野菜・果実情報
じゃがいも − ビタミンB6が貧血や肌荒れ予防に効果的
ばれいしょの原産地は南アメリカのアンデス高原です。
日本への渡来は、1600年前後で、ジャカトラ(現在のインドネシア)を東洋貿易の拠点としていたオランダ人が船にばれいしょを積んで長崎に持ち込んだことに始まります。このため「ジャカトライモ」と呼ばれ、それがつまって「ジャガイモ」と呼ばれるようになったとされます。また、「馬鈴薯」という名前は、馬の首につける鈴の形に似ていることからついたとされています。
用途別消費を見ると、家庭などで消費する生食用、マッシュポテト・ポテトチップスなどの加工食品用、インスタント麺やかまぼこなどの原料として使用されるでん粉原料用に大別されます。
詳細情報
松山市中央卸売市場 へ入荷する主産地 |
鹿児島県 長崎県 北海道 | |||||||||||||
旬の時期 |
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選び方 | 1 全体がふっくらしていてでこぼこが少なく、かたくて重いものを選びましょう。
2 皮が薄く、色が均一で新鮮なものが良品です。 3 大きすぎるものはスが入っている場合もあるので避けましょう。 4 芽が出ていたり、光に当たって緑化したものは避けましょう。 |
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主な栄養成分 | ばれいしょはでん粉質が多く含まれていることからエネルギー源となり、主食としても用いられるなど穀物としての特徴をそなえています。一方で、ビタミンB1やB6、C、カリウム、食物繊維なども豊富に含まれ、野菜としての特徴も兼ねそなえています。ばれいしょのビタミンB6含有量は野菜ではトップクラスです。ビタミンB6はたんぱく質の代謝や再合成を手助けし、皮膚や髪、歯などの健康維持に役立ちます。ビタミンB6が不足すると、貧血になったり、目、鼻、口、耳の周囲に皮膚炎を起こしやすくなることから、貧血や肌荒れ予防に効果的なビタミンといえます。 | |||||||||||||
保存方法 | 光が当たると味が落ちます。常温の場合は新聞紙に包み、通気性のよい暗い所で保存しましょう。5℃くらいの暗所が理想です。大量に手に入ったらリンゴ1〜2個と一緒にビニールに入れておくと、リンゴから発生する成分(エチレン)により発芽が抑制されます。ばれいしょの芽にはソラニンという毒素が含まれているので、芽のところはよく取ってから調理しましょう。 | |||||||||||||
備考 | ばれいしょのビタミンCは加熱調理しても壊れにくいので、煮たりゆでたりしても高い栄養価を保ちます。水からゆでると、ほっくり甘く仕上がります。切ってゆでるときは、皮をむいて切ったあと、水にさらしてアクを抜きます。丸ごとゆでる場合は、よく洗って皮つきのままゆで、その後に皮をむきます。皮ごとゆでてから皮をむいた方が切ってゆでるよりも水っぽくならず風味が生きます。 | |||||||||||||
QRコード | 「選び方」を携帯電話に保存できます。上記のQRコードを携帯電話で読み取ってください。 |
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出典 | 独立行政法人農畜産業振興機構 |