野菜・果実情報
さつまいも − 食物繊維が豊富で便秘解消に効果的
さつまいもは、中央アメリカ原産の芋が17世紀前半に中国から沖縄を経て薩摩(現在の鹿児島県)に伝わったことから「薩摩芋」と呼ばれるようになりました。
品種は、世界に4000種あるといわれていますが、日本での栽培は40種程度。他国の追随を許さないほど日本の育種は進んでおり、生食用、でん粉・アルコールなどの加工用、飼料用などそれぞれの用途に適した品種が開発されています。
初夏から秋口に収穫され、冬から翌年春までは貯蔵されたものが出回りますが、その貯蔵ものの熟成が、ちょうど良い具合になるのが1〜2月頃で、この時期は甘味が非常にのります。
詳細情報
松山市中央卸売市場 へ入荷する主産地 |
徳島県 高知県 | |||||||||||||
旬の時期 |
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選び方 | 1 形が良く、中央が膨らんでいるもの。
2 皮にハリがあるもの。 3 芽がでていないもの。 4 ずんぐりとして重いもの。 |
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主な栄養成分 | 主成分は、エネルギーのもととなるでん粉で、加熱すると一部が糖質に変わり甘味が増します。しかし、カロリーは米の3分の1程度と低く、コラーゲンの生成を助けるビタミンCはりんごの6倍程度含むうえ、加熱しても6割以上が損失しないで残ります。また、整腸作用のある食物繊維を豊富に含み、女性にうれしいおやつにもおすすめの野菜です。ほかにもビタミンEや、むくみの解消に効果的なカリウム、牛乳の3分の1に相当するカルシウム、マグネシウム、銅などのミネラル類もバランス良く含みます。 | |||||||||||||
保存方法 | 最適貯蔵適温は12℃±2℃前後です。低温にとても弱いので、冷蔵庫には入れず、乾燥しないように新聞紙などでくるんで常温で保存します。ポリ袋などに入れたまま放置すると、蒸れて腐敗の原因になるので、袋から出しましょう。切ったものは傷みやすいので、ラップをして野菜室で保存します。 | |||||||||||||
備考 | 皮をむいたさつまいもは空気に触れると黒く変色しやすいので、切ったらすぐに10分程度水にさらしてアクを抜きましょう。アクは皮の下にあるので、むく場合は厚めに。さつまいもに含まれるアミラーゼと呼ばれるでん粉分解酵素は60℃位で最もでん粉の糖化を進めるので、じっくりと煮たり、焼いたり、蒸したりして、時間をかけて加熱すると、電子レンジでの急激な加熱よりも甘味が出ます。一度調理して甘くなったものを温め直すには、電子レンジが便利です。 | |||||||||||||
QRコード | 「選び方」を携帯電話に保存できます。上記のQRコードを携帯電話で読み取ってください。 |
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出典 | 独立行政法人農畜産業振興機構 |