野菜・果実情報
カリフラワー − ほんのり甘くビタミンCが豊富で美容や風邪の予防に不可欠
カリフラワーは、キャベツやブロッコリーと同じ、地中海東部が原産といわれるケールを祖先とする野菜です。ヨーロッパに普及していく中で、ブロッコリーが突然変異で白化したもので、ブロッコリーの弟分と言える野菜です。
現在のカリフラワーがヨーロッパ全土へ普及したのは、17〜19世紀と言われており、その後中東、東アジアへ、一方では海を渡りアメリカ大陸へと全世界へ伝播しました。日本へ紹介されたのは、明治時代の初め、ブロッコリーと一緒にやってきましたが、西洋野菜の域を越えられず、実際に普及し始めたのは、第二次世界大戦後、日本の食卓に“西洋化”がやってきた1960年代です。真っ白な見た目が美しく、マヨネーズと良く合うほんのりした甘味が人気となり飛躍的に需要が増え、日本でも一般的な野菜となりました。
詳細情報
松山市中央卸売市場 へ入荷する主産地 |
熊本県 愛媛県 | |||||||||||||
旬の時期 |
|
|||||||||||||
選び方 | 1 まわりの葉がみずみずしいものを選びましょう。
2 良く引き締まり、ずっしりと重いものを選びましょう。水分がたっぷり含まれている証拠です。 3 黄色や黒のシミがあるものや蕾の表面が灰色がかっているものは避けましょう。 |
|||||||||||||
主な栄養成分 | ブロッコリーには劣るものの、カリフラワーに含まれる、美容や風邪の予防に不可欠なビタミンCは野菜の中でもトップクラスで、茹でた後のビタミンC損失率がブロッコリーに比べて低いのが特徴です。100g中に含まれるビタミンCの量は、レモン果汁100gに相当します。ただし、ビタミンCは水溶性で、損失率が低いとはいえ、茹でる時間が長いと、茹で汁に溶けてしまいます。せっかくのビタミンCを逃がさないためにも、小房に分けるなどして、なるべく短時間で茹でる工夫をしましょう。その他、食物繊維やカリウムも多く含まれています。 | |||||||||||||
保存方法 | 生の場合、低温の方が鮮度を保てます。ラップか濡れた新聞紙に包み冷蔵庫で保管しましょう。ただし、生のまま長く置いておくと、味も栄養も低下してしまいますので、なるべく早めに下茹でして、冷蔵庫に入れることをおすすめします。 | |||||||||||||
備考 | アクの強いカリフラワーは、上手に茹でないと変色してしまいます。そこで、茹でる時に酢やレモンスライスを入れると変色を防ぎ、またシコシコとした歯ざわりに仕上がります。逆にグラタンなどに利用するため、ふっくら仕上げたい場合は、小麦粉を入れるという方法もあります。ただし、茹で過ぎは厳禁です。せっかくのビタミンCが溶け出してしまいます。小房に分けて時間をかけずさっと茹でるのが良いでしょう。 | |||||||||||||
QRコード | 「選び方」を携帯電話に保存できます。上記のQRコードを携帯電話で読み取ってください。 |
|||||||||||||
出典 | 独立行政法人農畜産業振興機構 |